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うちの会社は、イベントのトータルプロデュースというのが主な役割なので、お客さんから「こんなイベントをしたい」という話を聞いたら、それに適した会場を押さえたり、中身の企画を考えたり、実施までのいろんな制作作業や手配を行いながら、当日のイベントに向かうというのが仕事の流れです。
イベントの仕事をやっててよかったなと思うのは、終わった後の空気感ですね。やりきった感じというか、無事に終了できた時の気持ちはなかなか言葉で表現するのが難しいんですけど。僕にとって「いいな」と思える瞬間です。
見ていて思うんですが、イベントをやる会社とやらない会社の大きな違いっていうのは、やっぱり企業のトップがイベントをしたいか、したくないかだと思うんです。社会や社員に対して、しっかり伝えたいことがあるからこそ、時間もお金もかけてやるのかなと。
個人的には、イベントのなかで一部上場企業のトップや著名な講師など、普段は会えないような人の話を生で聞けるのは得した気分になります。経営者の情熱に直接ふれることもできますしね。
もともとは旅行業の資格を取ったことがきっかけのひとつで入社したのですが、気が付けば16年目になってしまいました。
今後は、何かスポーツに関係したイベントを担当してみたいですね。今注目をあびている業界でもあり、盛り上がりを感じているマーケットの1つです。
私はおもに、横浜アリーナや有明コロシアムのような1万人規模の会場で行う大型のコンベンションで、演出などを手がけています。あとは海外のイベントも担当しますが、やはりハワイが一番多いですね。企業の表彰式では海外に連れて行ってイベントをやるんですが、上位の300人くらいから4000人くらいまで規模もさまざまです。
この仕事をやっていて一番達成感があるのは、やはりお客様から感謝される時。一人では決してできない仕事ですし、それこそ1チーム300人くらいの単位でひとつのイベントができていくので、チームワークは本当に大切ですね。
これまでで思い出に残る仕事はいくつかありますが、ひとつはハワイで大型イリュージョンをやった時のことでしょうか。当時テレビでも人気のマジシャンを呼んで、日本から機材を持ち込み、ハワイでも最大級のホテルでイベントをしたんです。
その時は、本番まで何度やってもイリュージョンがうまくいかなくて、結局成功しないまま当日を迎えてしまったんですね。実際、本番になったら成功したんですが、いろんな意味で忘れられない思い出です。やはり海外に行くと勝手が違うというか、いろいろな問題が起きますし、スリリングなところがあります。
アイモは旅行業の免許を持っているので、イベントの会場手配から、旅行に付随してくる交通や宿泊などをワンストップで一括管理できるのも強みのひとつだと思います。
さらに、上層部の決済までに時間や労力がかかるような大きな会社ではないので、小回りが利くというか、お客様のニーズに対してレスポンスが早いのも強みですね。大きなイベントでは1年越しで進めることもあるのですが、お客様をお待たせしないスピード感は大事にしています。そういう点でも、クライアント第1主義なんです。
仕事内容としては、プロジェクトを立ち上げた時にスケジュールを整理して段取りをつけて、実働部隊となる外部スタッフの「パートナーさん」に何をどう依頼するか皆と話し合いながら決めていく、というところですね。
イベントって、本番が1回しかない怖さはあるんですけど、必ず終わるものですから。そのゴールに向かって皆で協力してやるのは楽しいというか、すごく達成感がありますね。それとやはり、本番が1回だけという緊張感はイベントならでは。エキサイティングな体験をしたいという人にはいいですよ。
これまで数多く手がけたコンベンションでは、有明コロシアムで1日1万人が来場して2日間というような、大規模なものもやりました。でも最近は、人数を絞り込んで一人ひとりの満足度を高める体験型のイベントも増えましたね。
例えばターゲットとなる世代に人気のタレントや講師を招いてのトークショーを行ったり、スマホとともに生活しているような若い世代に合わせて素敵な写真が撮れるセットや美術を提案したり。こういうイベントでは、対象に合わせた提案で、少人数でも確実に喜んでもらえる形を考えます。
アイモは、年齢や経験に関係なく意見を言えるところが強みですね。口にしたことがきちんと伝わる。私はけっこうストレートに発言するタイプなので、若い社員が言いにくいなと思った時には橋渡しをするような役割ができればいいと思ってます。
さらに、企画提案からイベント終了までしっかり経験できるので、若い人でも短い期間で厚みのある経験ができることも強みのひとつだと思います。大きな会社だと、担当したら同じ仕事ばかりということも聞きますが、いろいろな仕事をこなす中で全容が見えるので、自然と仕事が早く身に付くんでしょうね。
音楽系の仕事が多いんですけど、今は企業のイベントや舞台演出、有名格闘技イベントの演出なども担当しています。
先日は文化財団の主催でクラシックのコンサートを演出する仕事があって、結構好評をいただきました。
ありがたいことに「富に演出を」とご依頼を受けることもしばしばあります。
つい最近、演出統括をした企業のイベントは、ずっとやりたかった仕事だったので嬉しかったですね。僕も張り切って予算以上のことをやってしまって、お客さんにはすごく好評だったんですけど、営業からは「次に同じ予算で同じことを、と言われたらどうしよう」と言われましたよ。(笑)ただ、本当に喜んでもらえたので、その点については良かったと思っています。
企業イベントに同行してハワイやラスベガスにも行きましたが、海外の仕事に長けているのもアイモの強みのひとつですね。海外でこういう仕事が出来るのも、やりがいのある所です。会場の雰囲気も違うし、海外のスタッフと一緒に仕事をするので現地でのコミュニケーションも楽しいですよ。アメリカやヨーロッパをはじめ、中東やロシアなど、世界各地で交流するためお国柄の違いも分かります。どこの国でも一生懸命に対応してくれますが、やはり日本の対応は迅速で的確だと再認識させられることも多いですね。
仕事をする上で一番大事なのは、やはりチームワーク。自分のやりたいことを理解して一緒にやってくれるスタッフは、本当に重要な存在です。クライアントやアーティストと一緒になって考えながら、新しいことを提案していきたい。そのためには、自分ももっと努力しないとダメだなぁと思ってます。
最近は、僕のところには難しい仕事しかこないんですよ。でも、何か「もっとできるな」っていう気がしてるんです。皆と同じ目線で、一緒に何かを作りあげられるのが、さらに楽しくなってきたのかもしれません。
営業セクションの仕事は、新しい案件の取り込みとともに、お付き合いのあるお客様に対してのコミュニケーションですね。イベントはもちろんですが、いろんなご希望やお困りごとなどについて、どうしていいかわからない時はご相談に対応します。
得意の分野と言えば、企業の表彰式の演出です。ただ、定例のイベントですとどうしてもパターン化してしまいがちなので、どうやったら表彰者がモチベーションを上げられるかを、お客様と一緒に考えたり。そういうところが仕事の楽しさでもあります。
一緒に仕事をする仲間は、ディレクターやカメラマンといったクリエイティブチームにしても、ゲストで来ていただくタレントさんにしても、それぞれに独自の世界を持った個性的な方々の集まりです。自分としては、そんな中で皆をうまく調和させていくようなことが、役割なのかなぁと思っています。
ただ、個性は違っても、皆がイベントの成功という同じ目的に向かって頑張っているので、自分も一緒に頑張れるんです。それに、イベント業は目の前でお客様にも喜んでもらえて、非常に成功が分かりやすいのもいい所ですね。
人数は決して多くないんですが、アイモには20代から30代、40代、それ以上もいて、年齢層のバランスが取れているのも特徴のひとつだと思います。
例えば、私を含めて年長の世代では昔からのタレントさんなどを知っているけれど、若い人は知らない。逆に若い世代の流行や新しいものを私たちは知らない。そういう意見交換が自由闊達にできる、年代的な垣根のない会社というのも強みではないかと思いますね。
また、仕事柄いろんな世代の方と接することも多いので、自分自身も新しいことはある程度知っておきたいと思っています。知っていれば、新しい提案にもつながりますから。
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